仮説を立てながら走る

 

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

コルクの佐渡島庸平さん(@sadycork)の著書『ぼくらの仮説が世界をつくる』は、働くことを考えるうえで、とても学びが多かった。

この本を一言で表すと「自分なりの定義をつくるように考えよう」といえるのではないか。これからビジネスをはじめる人に限らず、仮説を立てながら働くと、仕事が楽しくなり、成長速度も上がっていくんじゃないかと思う。

 

 

自分の仮説を補強するように情報を集める。

仮説はどうやってつくるものか。ここからすでに発見があった。僕なりの仮説の立て方は「想像すること」に近い。身近なところでは次にどんなタスクがあるのか、こうした方が効率よくできるんじゃないか、そういった具合にこれまでの経験を統計的に分析して立てていた。

それに対して、本書に書かれている前例主義というのはとても説得力があり、ガツンと衝撃があった。

 

前例主義というのは、「情報→仮説」という順番で物事を考えることでおきます。

 

これまでの数字をもとに仮説を立てると、現在の延長線上にあるものでしかない。新しいステージ、今までにないことにチャレンジするためには、仮説を先に立てる。それが大前提にあります。

 

つまり、数字を気にするのではなく、「なんとなく好き」だったり日常生活で自分が気になっていることに敏感になること。自分の感性を大事にして、先に仮説を立てる。そして、その仮説を補強するように情報を集めて、実行、検証のサイクルをまわしていく。

仮説を確かめるために、情報を集めるというのはとても納得ができる。

 

 

仮説を立てる手助けになる問いたち

新しい世界をつくるような仮説は、本質的な問いから生まれる。この本の中でも思考法として、既成概念をとっぱらった宇宙人視点でものごとを考えると本質にたどり着けるといいます。

 

 「自分が宇宙人だったら、どういうふうに考えるだろう」

 

たくさんの情報がながれてくるなかで、このような視点を持つことはインプットの質を高めることに繋がると思う。

ただ流行りに流されるのではなくて、「なぜこれが今、流行っているんだろう?」と考えながら生活することで、思わぬことに結びついたり、一つの仮説が生まれる。ひとは自分の中で仮説が生まれると合っているのか試したくなる生き物じゃないか。(少なくとも自分はそう。)

 

だからこそ、 こうした視点を持ってニュースや情報に接していると自分なりの考えうまれて動くことが楽しくなるんじゃないか。

 

 

最後に

「いい作品とは、新しい定義を生み出すことができるもの」
佐渡島さんのいい作品の定義に完全に同意。

 

これは、ほかのことにも当てはまるんじゃないかと思う。
一記事や一回のイベントだけで、新しい定義を生み出すことは難しいけれど、自分のなかにある「仮説」を投げかけるように、常にワクワクする仮説を持ちながら働こうと思う。

 

 

ありがとうございました!