地域をなんとかしたい、なにかチャレンジしたい、という人たちにオススメしたい本
こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。
年末年始はわりとゆっくりすることができて、何冊かまとめて読書することもできました。そこで、木下斉さんの『凡人のための地域再生入門』を読みまして。
『凡人のための地域再生入門』を読み終えた!木下斉さん@shoutengai の著書は一通り読んでるけど、言いたいことはいつも一貫してて分かりやすい。今回は小説になっているのでとても読みやすく、注釈やコラムが秀逸😎ここまで現場のリアルを書き上げられるのすごい。https://t.co/PHsUDuGFVC#ごめ本 pic.twitter.com/0TKOmLWHjb
— ほりごめ ひろゆき (@hiroyuki_ho) January 2, 2019
評判通りに面白く、読みやすい本でした。
「地域で起業したい、活動したい」という方にとっては、わかりやすく楽しめるのではと思います。
イケてる人がイケてる人を呼び込む
すごい分かるなあ〜、と首が折れるくらい頷きながら共感したのがこちら。
さっそく引用します。
明るい佐田のまわりにはいい人が集まる
そのまちでセンスのいい人が集まり、儲かっている店はどこか、を聞いてそこにいき、オーナーと話をする。そこで話が合えば、そのまちでできることはいくらでもある。何よりイケてるお店には感じのいいお客さんが集まり、そのお客さんの口コミで呼ぶお客さんもまた感じがいい。そういう店の周りには、同じような事業に取り組む気のいい経営者が集まる。地方における企業経営、店舗経営においてはこういう人的資本の集積がとても大切だ。
いかがでしょうか?
ぼくはこれを読んだときに、めちゃくちゃ共感してしまいました。
なぜなら、地域へ行ったときにすでにこのような現状を目の当たりにしているから。
奈良県東吉野村という人口1500人ほどの村でコワーキングスペースOFFICE CAMP HIGASHIYOSHINOを運営しているデザイナーの坂本大祐さん。
ここには2015年のオープン以来、6,000人を超える人がこのスペースを訪れています。
さらに、驚くべきは、様々なジャンルのクリエイターが移住したり、私設図書館Lucha Libroをオープンするなど街に変化が起きているということ。
これは、けっして地方に限った話ではありません。
身近なところでは、ぼくが暮らしている横浜でも同じようなことが起きています。
繁華街なのに空きテナントが多く、なかなか家賃の下がらないエリア。そこにはチェーン店しか入ることができず、どこにもありそうな風景になってしまっています。
一方で、一駅となりでは、小さな個人店のお店が集積しているエリアがあります。
ここには数十年バーをやっているお店があったり、ユニークな経歴を持つオーナーのお店が集まっています。
チェーン店が悪いわけではありません。
ただ、自分が増えて欲しいと思うのは、ユニークでセンスのいいお店だなと。
いいお店が多いまちには、いいお客さんも多い。
どんなお店があるか。とくに、どんな飲食店が多いかがまちの風景を決めるといっても過言ではありません。
まちにいいお店を増やすため、自分たちがすぐに始められることは、いいお客さんを目指すことではないでしょうか。
自分が好きな店や、応援したいなあというお店を探してみる。
そこのオーナーさんや、常連さんと話してみたり、他のオススメのお店を聞いてみる。
そこにいるいいお客さんの真似からはじめてみると良いかもしれない。
つまり、いいお客さんになることを意識することだと思います。
通いたくなるお店というのは、お店の人が面白かったり、お客さんにいい人が多かったり、なんとなく居心地がよかったり。そういうお店が多いとまちへの愛着も生まれますよね。
そして、いい経営者はいい消費者でもあると思います。
最後に
実は、まだまだ書き足りないことや残しておきたい箇所があるんですが、また今度にしたいと思います。
地域をなんとかしたい、なにかチャレンジしたい、という方には参考になるポイントや実践的なアドバイスが豊富に詰まっているので、ぜひ読んでみてください!
ありがとうございました!
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