発信力の中心にあるのは想いを言語化する能力
こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。
6月からNPO法人森ノオトが主催する「地域活動を始めた団体のための発信力UP講座」がマスマスではじまることに。
そこで、マスマスのFacebookページでもご紹介させていただいたのですが、なぜいま「発信力」なのか。ふと考えたことをまとめます。
質だけを高めるだけでは足りない時代
だれでもブログやnoteで自分の考えていることを書いたり発表できるようになった時代。
もちろん収益を得るまではそれなりに大変だと思うけど、参加障壁は圧倒的に下がった。
「質が高ければ、必要な人のところへ自然に届く。」
広報以前に商品のクオリティがガタガタだと、どうしようもない。でも良いものをつくれば爆発的に広まるという時代ではなくなってきている気がする。
とくにウェブ記事については、すごく作り込まれたものというよりは、お気に入りのインフルエンサーや友人がシェアしているものを読むことの方がおおくなった。
つまり、発信力=商品の魅力ではない。
発信力が高い状態ってどんな状態か
“発信力”ってなんだろう?
発信力が高い状態ってどんな状態だろう?
おそらく“発信力を高める”というのは、手段であって目的ではない。
達成したい目標やゴールがあって、そこに到達するための手段として発信力を高める必要がある。
発信力が高いというのは、伝えるスキルが高いこととイコールなのでは?といま書きながら感じた。つまり、自分の頭の中にあるものを言語化する能力。伝えるということは、相手ありきで普段頭の中にあるやりたいこと、やっている意味、達成したい目標を言葉にして伝えるということ。
繰り返しますが、自分の頭の中にあるものを言語化する能力。
それが発信力の中心にあるんじゃないか。
そして、それをどうやって伝えるのか、という方法論へと展開される。
「特定の誰か」なのか「不特定多数」なのか。「ファンを増やしたい」のか「より深く理解してもらいたい」のか。目的によって適切な(効果的な)発信方法がある。
最後に
ぼくは発信力のキモはこのやりたいことや想いを言語化するところにあると思います。
そして実は外部向けのPRという意味でもそうですが、チーム内で活動の意義や目的が共通言語で共有されることにも意味があるんじゃないかと。
発信力おそらくイベントでの集客力、PV数がわかりやすいと思う。つまり対外的にアピールすることだと思うけど、発信力が上がるというのは、本質的には内向きなのでは、と思う。
— ほりごめ ひろゆき (@hiroyuki_ho) 2018年5月20日
要はチーム内で、活動の意義や目的が共通言語で共有され、ゴールへのモチベーションが保たれている状態。
大きなチームであればあるほど大事なこと。
もちろん伝えるスキルも重要ですが、もっとも大事なのはメンバー一人ひとりのなかにある熱量です。
チームメンバーのモチベーションをどう保つかというのはひとつの大きなテーマですが、言語化することはポイントになりそうな気がします。
ブレそうになったときに立ち返ることばのあるチームは強い。
だからこそ、発信するスキルをチームで議論して高めるのはすごく重要なことなのでは、と思います。なので森ノオトさんの講座はすごく良いキッカケになるなと感じました。
ありがとうございました!