柏の葉 T-SITEがすごい!地域に寄り添った場づくりを感じられる空間!

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

先週末、撮影の仕事で茨城県へ行ってきました。
今回は必要な機材が多かったこともあり車で移動していたんですが、通り道に柏の葉 T-SITEがあったので、帰りに寄ったのですが、想像以上にすてきな空間でした!

 

滞在時間はたったの30分ほどでしたが、そこで考えたことを、ここに残しておきたいと思います。

 

 

居心地の良い空間の法則

どういう空間が人は居心地がいいと感じるのだろう。シェアオフィスを運営している自分は、そんなことを考えることがあります。

例えば、明るさがちょうどいい、BGMが流れている、広い、家具がおしゃれ、整理整頓されている....etc.

 

数をあげるときりがありませんが、ざっくり括ってしまうと、わりとハードの要素が多いのと、費用がかかるものばかり。お金をかければいい空間ができます。(当たり前ですが、予算があれば自由度も高くなります。)

 

そう、いい空間づくりには単にお金がかかるという漠然としたイメージと諦めがありました。

一方で、柏の葉 T-SITEでは、入った瞬間に、そんなハード面以外のところで心地よさを感じました。
考えてみると具体的には2つポイントがあって、1つ目は使うシーンごとにエリアが分けられていること。2つ目は、利用する人の体験が考えられていること。

 

 

まず、エリアの仕切りについて。柏の葉 T-SITEは細長いつくりになっています。
そのなかで、中央はなにも遮るものがなく、端から端まで見渡せるのでそもそもとても広く感じる。もちろん、蔦屋書店が入っていますが、各コーナーも完全に遮ることもなく、シンプルなサインと半個室のような仕切りになっているので、落ち着いて本を選ぶことができます。
嫌な切迫感を感じずにむしろ広々とした感覚がありました。

スターバックスがあるカフェコーナーも完全に仕切るのではなく、中段くらいの棚や植物、テーブル席は1段、段差をあげるなど、視界を遮らないやりかたで空間仕切りる食うふがありました。
(個人的には、蔦屋書店さんのようなカルチャー別での書籍の配架も好きです。)

 

 

2つ目の、利用するひとの体験が設計されているとのいうのは、個人的にめちゃくちゃ大事だなと感じています。

というのも、柏の葉は住宅が開発されてT-SITEの裏には大きなタワーマンションが乱立しています。実は、お昼に近くのファミレスに入ったのですが、子連れの家族の多さに驚いていたところでした。

T-SITEの2階エリアは子供の絵本や教育本関連の書籍コーナーでいっぱいに。そして、家族写真が撮れるスタジオやカルチャースクールが行われるところまでありました。

 

子連れできた家族が、子供と一緒に絵本を選んだり、子供がスクールに参加している間に大人たちは1階のカフェでゆっくりくつろぐ。
そんな様子が容易に想像できるつくりになっています。

 

UXという言葉は様々なシーンで聞くことがありますが、地域の特徴に合わせて体験がデザインされている。そうしたUXデザインの重要性は一般的な生活レベルまでどんどん広がっているんだと思う。

この話は以前、小田原で講義を受けた、TSUTAYA TOKYO ROPPONGのプロデュースをした入川ひでとさんのお話そのままだった。
(→地域の課題に、自分がGiveできることからはじめる。

 

最後に

どんな空間が居心地が良いのか。シーンによって変わるものもあるけど、そこで共通して言えるものはなにか、一度立ち止まって考えてみる。本筋に立ち返ってみる。

空間を提供するサービス事業をしている以上、そういうことは常に考えるようにしています。

 

ちなみに、茨城県での撮影のようすはこちらでした👇

 

 

ありがとうございました!

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