スタンスについての学びが多かった/破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

 オンデーズの企業ストーリーが書かれた『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』(NewsPicks Book)を読みました。

オンデーズJINSZoffといったメガネ小売チェーンのひとつ。この本は代表の田中修治さんが経営破綻していたこの会社を立て直し、躍進させるストーリーが書かれています。


じつは、自分は、この本を読むまでオンデーズの存在を知りませんでした。
(横浜には2店舗。マークイズみなとみらい点が2016年9月からオープンしたようです。)

しかしながら、すでに10か国へ展開するなど勢いがすごい。この本を読んでてもかなりのめり込んでしまいました。ちょうどブルーライトカットのメガネ探してたので、オンデーズへいきたいと思います。(笑)

 

 

スタンスについての学びが多かった

本書は全494ページあり、これまでのNewsPicks Bookの中では、少し分厚いです。それでも小説になっているので、とても読みやすかった。
2008年の倒産寸前のタイミング。20億円の売り上げに対し、14億円の負債を抱える状態から個人で会社を買取り、事業を進めていく物語は、一筋縄では決していかず、とてもスリルがありました。

ここでは、ぼくが読み終えたあと、感じた3つのことを書きたいと思います。

 

・直感とスピード感が事業を広げていくには大事
・なにごとも“自分ごと”でないとうまくいかない
・視座を高く持つこと

 

正直、小説は付箋や線引きする習慣がなくて、ストーリーを読むことに集中しちゃうんですよね。なので、細かいフレーズや引用などはなしで、すみません!

 

・直感とスピード感が事業を広げていくには大事

 

負債が大きすぎて、銀行から融資が受けられない状態で事業が進んでいきます。それって、こんなにもつらいのか....!!ってことがじわじわ伝わってくる。
田中社長は何度も資金ショートの危機を迎えては、フットワークの軽さ、とにかくなにか動くことでピンチを乗り越えては、さらに躍進していく。

ビジネスでは、言わずもがな。でもこの本を読むと、とにかく動く、それも素早く動くことが大事だなと感じさせられます。

 

 

・なにごとも“自分ごと”でないとうまくいかない


オンデーズが元気になりはじめたころ。店舗を拡大させていく過程で印象に残ったのが、活躍するスタッフの描写です。

田中社長が1人で成長させた、というよりはスタッフの頑張りが大きかったというのも感じました。(その中心にいるのが田中社長ですね。)
自分が任されている店舗、取り組んでいるプロジェクトは自分がなんとかするぞ、というスタッフそれぞれが“自分ごと化”して仕事に取り組んでいるようす。

何事にも通じますが、事業を進めていくうえで、関わるメンバーが自分の役割と責任を感じて取り組むことってすごく大事だなあと。組織論、チームづくりの本を少し読みたくなりました。

 

 

・視座を高く持つこと

 

売り上げ20億円の会社を3000万円で買えるなんてすごいでしょ、という感覚で最初は買収するんですが、東日本大震災をきっかけに意識が変わります。

「自分が事業を通して、どんな社会をつくりたいのか、どんな変化をあたえたいのか。」
その答えがすぐ出せる人は少ないけど、この問いについて考えることはすぐできる。そこから始めるだけでも明日からのアクションは変わると思う。

 

 

最後に


ひとつの企業のバックグラウンドを知れるとお店にいくのも楽しみになりますよね。

小説にすることで読みやすくなるし、今後も増えてきそう。もともと自伝とかを読むのは好きなんですが。

オンデーズのストーリーは一貫して楽しそうに働いている様子がとても伝わってきて、すごく良かったです。

 

ということで、年明けのセールはOWNDAYS PCを買いに行こうと思います。

 

 

ありがとうございました!

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