映画『寝ても覚めても』がとても衝撃的で面白かったです。

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

先週の木曜日、映画『寝ても覚めても』を観てきました。
結論、衝撃の展開すぎてこんなストーリーは映画のなかだけにしてくれと願うばかりでした。ちなみに、この日の夜、同じストーリーが夢に出てきてだいぶうなされていたと思います。

男にしたら最悪の展開です。心臓に悪いわ。

 

 なぜこの映画を観ようと思ったかというと、ぼくが好きな写真家・濱田英明さんがこの映画に出演している唐田えりかさんを撮影していたんです。

 

 それで、以前から唐田さんを知っていたので観ることに。
音楽はtofubeatsが担当していることもありすごい楽しみにしていました。

 

ストーリー展開がとても衝撃的でしたが、すごく面白かったです。
ただし、カップルで観にいくことはおすすめできない。笑

 

 

印象にのこる映画 

あまり印象に残らない映画って、翌日にはあまり覚えていなかったり、1ヶ月するとだいたいのストーリーは忘れてしまうことがよくあります。

ただ、この映画はまだ登場人物の名前を思い出せるくらい印象に残ってる。 

 

それってなぜだろう、と考えてみたんですが、きっと自分に置き換えて想像することができたからだと思います。


「もし自分が良平だったらどうしよう。」「もし朝子の立場だったらどうしてるかな。」

 

終わったあと、自然とそんなことを想像しながら帰ってたんですね。
そうやって自分に置き換えて想像しやすい、想像してみたい、せずにはいられないと思わせられるのが大事なのかなと。

 

 

同じような現象は、自伝を読んでいても起こっていたなあと感じます。
ぼくの一番好きな自伝はBrewDogの創業ストーリーが書かれた『BUSINESS FOR PUNKS』という本。

 

かなり奇抜な内容も含まれているんですが、様々な逆境を乗り越えていく様はとても刺激的で、自分だったらどう立ち振る舞うだろうと考えながら読みました。

 

 

共感が大事といわれることが多いですが、ある種、自分に置き換えたくなるような余白があること、代替しやすさも大事なのかなと思います。

 

 

最後に

映画は自分以外の人生やストーリーを疑似体験できるところが面白いなあと思います。それは小説を読んでいても同じなんですけどね。

 

僕は表現のしかたも見たりしながら、ストーリー以外のことも考えながら見たりしていることも多かったりします。

 

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。

 

 

誰のためでもない、自分のためにつくる楽しさ。

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

今週末、撮影で朝9時から16時までカメラをまわしましたあと、事務所に戻りでビールを飲みながら観た映画『はじまりのうた(原題:BEGIN AGAIN)』が最高でした。

音楽に関しては乏しい感性しかない僕ですが、クリエーションするって楽しいことだと感じられらました。なんだか創作意欲が湧いてくるんですよね。

 

やらないといけないことがあるのに、めんどくさがってなかなかエンジンが入らないときに観ると良さそう。

あらすじは省いて、印象に残ったシーンを選びました。

 

 

誰のためでもない、自分のためだけにつくる。

「共感」 や「シェア」の重要性が高くなっているなかで、ほんとうにそれでいいのかと戸惑うことも。クリエーションは、作り手の想いや楽しみなどが土台にあってのことじゃないかと。

誰にも伝わらなくても、自分たちが大事にしたい作品、自分たちよがりな作品が世の中に増えるのもいいなあ、と思ったり。(そして、一個人や特定の誰かに向けて作ったものの方が共感されやすかったりもする。)

 

「ヒットさせたくないの?」
「なぜ?」
「君が作った曲だ。売れたらスゴイ!」
「曲の良さが失われたら意味ないわ。この曲は繊細なの」
「でもライブではこれで盛り上がってるよ」
「他人がどう思おうと、これは私たちのための曲」
「音楽は人と分かち合うものだろ?」
「この曲は違うの」

 

だから元々恋人同士だった、このKeira KnightleyとAdam Levineのやりとりがとても印象的。多くの人に共感されるもの、心動かすものを作りながら、一方で自分たちだけのものをつくるのっていいな、と。

 

音楽をかけながら歩く街中で

この映画でも特に人気のあるシーンは、Keira KnightleyとMark Ruffaloがお互いに身の上を話したあと二つに分かれるイヤホンをさしながらニューヨークの街を歩くシーンだと思う。

そこで、Mark Ruffaloがいつもと変わらない夜の街の風景を眺めながらいったセリフ。

 

「音楽の魔法。 平凡な風景が意味のあるものに変わる。 陳腐でつまらない景色が、美しく光り輝く真珠になる。 音楽で。」

( That’s what I love about music.
One of the most banal scenes is suddenly invested with so much meaning!
All these banalities – They’re suddenly turned into these… these beautiful, effervescent pearls. From Music. )

 

この感覚はわかりみがすごかった。
ぼくも音楽がすごい詳しいわけでも、たくさん聴いているわけでもないけれど耳に入ってくる音で自分の感情や気分て変わるなあと感じる。こんな素敵な表現はできないけれど。(素敵な表現すぎたので、原文も載せてみました。)



最後に

クリエーションってすごく楽しいいことで、もっと自由だというのを感じられる映画だったなあと。
スタジオではなく、路地裏、公園、地下鉄、、屋上、湖....いろんな場所でレコーディングをする。そして、最後はそれを1ドルでネットに出してしまう。

 

作りたいものを作り、インターネットを通じて多くの人に届ける。
すごく自由な発想で、ものづくりをワクワクさせるストーリーでした。

自分に自信がもてなかったKeira KnightleyがMark Ruffaloに才能を認められることで、楽しそうに歌っている姿もすてきだった。

 

そして、二股のイヤホンジャックで同じ音楽を聴きながら夜の街中を散歩するデートに憧れたひとは僕だけではないはず。

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。

 

 

公共空間が変われば、まちの風景が変わる。

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

 先日、Open A代表の馬場さんのお話を聞く機会がありました。(なんて幸運や...。)
まちづくりに関心がある人は、この会社を知らないわけがない!ってくらい有名ですね。

公共空間のリノベーション、「東京R不動産」のメディア運営、泊まれる公園「INN THE PARK」、南池袋公園などいまをときめく事例を手がけている会社です。

 

いま公共エリア、公民連携に関心があるという馬場さんの考え方、取り組みがすごく面白かったです。

 

 

だれのための公共か。

馬場さんが公共エリアに関心をもつきっかけになった1つがニューヨークにある「ブライアント・パーク」だそうです。
かつては麻薬の取引などがあり、近寄ってはいけない公園だった場所が、NYCがBIDというエリアマネジメントを支援する仕組みを取り入れて大きく動き出し、現在は民間企業が管理することで年間数億円もの利益を生み出しています。

 

馬場さんは、ブライアント・パークを見たときに、「公園がみんなのものになっている」と感じたんだそう。


それはなぜか。
市民によるゲリラ的な図書館をやっていたり、卓球をしていたり、ときに映画上映されたり。多種多様の使われ方をしている。まさにパブリックな空間になっていた。

 

そのことで、エリアの価値がぐっと上がったんだそう。
公園を起点に考えれば、まちの将来を描ける。この事例からそんかことを感じたそう。

そして、南池袋公園の事例が生まれた。

 

日本の公園には必ずと言っていいほど「ボール遊び禁止」といった立て札がある。
冗談っぽく、「日本の公園ではそこに佇むことしかできない」って言うけど、ほんとだなと感じる。

もしかしたら、小さいお子様連れの家族にとってはそれがいいのかもしれないけれど、それでは単一的、多様性がない。

公園は市民のもの。市民が好きに使えるということが大事。
なにかやりたいと思ったことが、実現できる場所であり、チャレンジしている人を応援できる場所。そういうところから街への愛着も生まれるのかもしれない。

 

 

どんな風景をつくりたいか。

エリアマネジメント、まちづくりは1人ではできない。必ず、複数のステークホルダーと協力しながらプロジェクトを進めることになる。そして、そこで暮らしている住民の人たちの理解も大事だ。

 

新しいことをはじめようとすると、たいていの場合、反発がおこる。そんなとき、どうすれば良いか、どのように味方にしたり、巻き込んでいくか。

その回答として、どんな風景を描きたいかを伝えると良いそうだ。

 

「現代はビジュアルコミュニケーションがメインになる。良い写真は、共感プロモーションとして広がる。」

 

まめくらし代表・青木純さんも同じことを言っていた。まちづくりで重要なのは、良い風景をつくること。絵を見せることだ、と。良い風景をつくること。

 

自分がどんなゴールを描いているのか。それは絵で見せてしまうのが一番伝播が早い。そして、完成したあとも知ってもらうきっかけとして写真がとても大事。
だからこそ、まちづくりにはデザイナーがいることが必須であり、SNSに長けているひとがいるとなお良いだろう。

 

 

最後に

 イベント終了後に聞いた、まちづくりで重要な3つのキャラクターの話もとても面白かった。さまざまな立場やスペシャリティのある人が関わるプロジェクトの中で、自分自身、どのような立場で関われば良いのか模索していたので、聞いてみた。

 

馬場さんによると、まちづくりにおいて、「不動産キャラ、建築キャラ、グラフィックキャラ」の3つが重要だと言う。理由は想像できる通り。馬場さんは建築のキャラだ。

 

ぼくはグラフィックかな〜と思いながら、自分の立ち位置を考えてた。

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。

 

 

変化が激しい時代に加速できるひとが持っているもの/動画2.0

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

Newspicksアカデミアの会員になって6ヶ月。
会員特典で毎月書籍が送られてきます。勝手に。

 

なんだか、嫌な言い方をしてみたけど、これは自分にとってとても良くて。
月1で届く書籍がぼくの読書習慣のリズムをつくってくれている。おかげで時間がないと怠けていたけれど、いまでは月5冊は本を読むようになった。

というわけで、誰かに課されたわけではないけれど、Newspicksの書籍は必ず読んでいる。

 

そして、おととい届いたのが『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』だ。
ONE MEDIA創業者の明石ガクトさんの初の著書。

 

大変革がおこっている動画ビジネス界の変遷が自身のエピソードと合わせてわかりやすく書かれていて読みやすかった。

 

 

大きな変革が起こるからこそ、自分の思想を出すべき

ONE MEDIAは「世界観が変わる体験」を提供することを意識してコンテンツがつくられている。実際に動画を見ていると、文字がインタラクティブに表示されたり、最後は問いかけで終わったり。コンテンツを見終わったあとに、自分で考える余白が残されているのがよくわかる。

まさに動画で取りあげているテーマについて考えるきっかけをもらっている。

 

君の映像に思想はあるか?

この一言がとてもじわっと心に刺さる。
動画業界に関わらず、これからさまざまな分野で大きな変化が起こる。そのときに、思想をもたずに流行りの技法、流行りのコンテンツばかりを量産していてはその変化を乗りこなすことはきっと難しい。

内側に変わらないものがあるから、外の変化に対応ができるんだと思う。

 

この本のなかで、明石ガクトさんが動画業界のことを深く考えているのがとても伝わってくる。(そして、将来も楽しく希望あるものにしたいと。)

目の前の現場だけではなく、業界全体のこと、社会との関係性を考えることで、自分なりの思想も培われるのかもしれない。(この点は、虫の目、鷹の目に似ているなとも感じた。)

 

思想を持って取り組むことで、目の前の変化に怖がり思考停止するのではなく、前向きに取り組むことができる。だからこそ、個々で思想を持つべきなのだと思う。
(これだけは、本や誰かの真似ではなくオリジナルのものが良さそう)

 

そういう意味で、この本は動画だけではなく各分野をリードしていきたいという野心のある人には刺さるものがあると思う。

 

 

自分の自伝を書くように

この本は明石ガクトさんの自伝のよだった。
自分のいる業界がどのような変化があって、そのときどう感じていたか、なにをしていたが細かく書かれている。なにより、本気で動画が好きなんだということが伝わってくる。

だからか、読み終わったあと、すこし明石さんのことが好きになる。笑

 

明石さんは動画がほんとに好きで、当たり前に日本だけでなく海外の事例や業界の変界についての考察が細かい。
自分が関わっている分野についても、この本のように書けることを一つの目標にすると良さそう。

 

 

 

最後に

とはいえ、それはすごく大変な作業だろうと思う。
まずは身近な友人や同僚とそういった話をする時間をつくるところからはじめるといいのでは。

 

Newspicksの書籍はどれも読みやすいので、もしかしたら普段読書をしない人でも読めてしまうのでおすすめです。ありがたいことに、毎月送られてくる書籍はどれも自分の関心あるテーマで、ありがたいです。

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。

 

 

コツコツと小さな信頼を積み重ねていく

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

突然ですが、みなさんは「ファンベース」という言葉を聞いたことありますか。
マーケティングや広報PRに関わるお仕事をしているひとであれば、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

マス広告があまり効かなくなった時代だからこそ、これからのマーケティングの手法として注目されているのが「ファンベース」です。
もっと乱暴な言い方をすると、新規顧客獲得のためにマス広告にお金を使わないで、既存のファンを喜ばした方が、企業成長になるんじゃない?ってことです。

 

詳しくは書籍にたっぷり書かれているので、ぜひ読んでみてください。
ファンベース(ちくま新書)』 

 

今回のイベントでは、著者の佐藤尚之(さとなお)さん、有限会社ノオトの宮脇淳さんのトークショーがあったので参加してきました。平日13:00スタートというありえない時間帯にも関わらず、100名近くの参加者が集まっていました!(すごい。)

 

 

マス広告からファンベースへ。

イベントの内容はほぼ著書に書かれた内容でした!自分も一度読んでいただので、「ああ、あそこで書かれていたことだな」といった感じで復習するように聞くことができました。

マス広告と対比して紹介されるファンベース施策ですが、ぼくが勤めているような小さい会社では、はじめからマス広告は視野にない(できない)ので、考え方としてはすんなり入ってきます。

 

一方で、本日のイベントでは、会場からの質問で「信頼できる人とは」についてのさとなおさんの回答がとても腑に落ちました。

「自分がふだん感じていること、考えていることを開示すること。分からないことも前面に出しながら発信をする。長く付き合いたいのであれば、恋愛と同じで、できない自分も見せていくべきです。

意識するといいのは、自分の文脈を発信することです。
たとえば「雨うざいわ〜」で終わるのではなくて、「過去にこんなことがあって、、雨は嫌なんだよね。」という文脈を出す。

文脈を作らないと共感も、愛着も生まれない。

 

ただ感じたことをそのまま出すのではなく、どうして自分はそう感じるのかまで発信する。 一般論より、個人的なことの方が一歩踏み込んで共感される。

その他大勢ではなく、「◯◯なほりごめさん」という感じに思い出されるようになるといいのかな。

 

信頼は、1回では築けなくて時間がかかるもの。まずは、自分の背景や考えをつたえるところから始めよう。

 

 

信頼を築いていくには

信頼をつくるためにやっていることはありますか?
挨拶やお礼などのマナーなどを徹底するというのは大事なことです。最低限、プラスアルファでぼくが意識してやっていることは、紹介された本をすぐに読むということです。

これは意外と効きます。
たとえば、立ち話や食事をしているときに「これ、ほりごめくんにはオススメの本だよ」と紹介された本があったら、その場でAmazonを開いてポチするようにしています。そして、後日きちんと読んで感想を送ります。

 

同じ本を読んだことで共通の話題がうまれ、コミュニケーションをとる機会が増える。なにより、本は安くない(文庫本ならやすいかもしれないけど、専門書はだいたい2000円を超える。)。しかも読むのにも時間がかかる。(ほかにも積ん読あるなかで、)それでもその場で、ポチして、速攻で読むということは、自分があなたのことを信頼しているというのを伝えるのに最も有効でわかりやすいアクションだと思います。

 

なので、もし関係を築きたいひとと話す機会があったときは、こちらから聞いてみることもよくあります。「最近、この分野に関心があって、なにかおすすめの本とかありますか?」という感じに。

 

これ、すごくオススメです。

 

また、前にこのブログでも紹介した『読書という荒野』で見城さんがいっていた「感想こそ人間関係の最初の一歩である。」というのもすごく印象に残っています。
『読書という荒野』を読みました。

 

ファンベースであれ、そういう一つひとつの積み重ねが大事なんですね。
これはいつの時代でも変わらないこと。

 

 

最後に

今日はイベントの帰りに大学の友達とご飯へいってきました。
近況を報告しあいながら、「ほりごめってなにしたい人なの?」という不意の問いかけに、すこし詰まりつつも答えました。

 

これまでの文脈を伝えて共感を得るのはもちろん大事なんですが、共感を得た先に、どんな自分でありたいか、どんなことをやりたいのかがないと、それはそれでなんのためにやっているんだろう?と根本的な問題にぶち当たる気がしました。

 

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。

 

 

ビジネスモデル図解ワークショップに参加してきました!

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

先日、ビジネスモデル図解ワークショップに参加してきました。
ビジネスモデル図解は、「ZOZOSUIT」「俺のフレンチ」「SHOWROOM」などすごいビジネスの仕組みを分かりやすくまとめたもの。 
 チャーリーさんがnoteに図解を投稿したことがきっかけで、100の図解が紹介されている本が出版されました。

 

まずは、チャーリーさんから図解についての解説。そのあとで、参加者がグループに分かれて図解し発表しました。

 

 

今回のワークショップは、書籍を読んだ人も読んでない人にとっても色々な気づきや視点を得られる時間だったので、とても楽しく有意義な時間でした。

 

 

図解はビジネスの見え方をオモシロくする

ビジネスモデル図解は簡単にはこういうもの。

 

その事業にとって必要な要素(主体)を書き、矢印でそれぞれの「モノ・カネ・情報」の流れを整理している。

 

図解のポイントは3つあるそうです。

・図解は、コミュニケーションツール

・図解は、ルールが厳しい。

・第三者の視点を入れたレビューを取り入れる

 

図解は誰に見せるかを意識するというのは、すごく重要な視点で、そのビジネスの面白さやユニークなところは人によって感じるポイントが違う。
さらに3×3の枠に制約されることで、とてもシンプルになり分かりやすい。制約があることで、何をのせるのか、優先順位を考えることになりよりムダが削がれたものになる。

 

シンプルに見えるので、まあ、普通に考えればできるのでは....と、どうしても思ってしまうけど、やってみると本当に難しい!

この要素(主体)はどこに入るだろう?主体同士の関係性はどう整理できる?
このビジネスモデルの良さを伝えるためにはどう整理するといいんだろう?

 

そういう視点でビジネスモデルを考える機会がなかったので、とても面白かったです。

 

 

ビジネスを複数の視点から捉えなおす

これまでのビジネスモデルは、〈経済合理性〉つまり儲けるためのものだった。
しかし、これからは〈社会性(八方よし)〉〈創造性(逆説の構造)〉が加わることがポイントになる。

 

書籍で100のビジネスモデルは、この3つが揃っている。
これまでは儲けるだけで成長できていた企業も儲ける仕組みだけではなく、残りの2つがもとめられる。


NPO社会起業家も社会性だけでなく、持続するビジネスモデルを構築するためには、経済合理性も大切だある。

 

そういう意味で、この図解は自身のビジネスモデルを確認する、誰かに伝えるのに整理ができてとても面白い。なにより、身の回りのサービスで「なんかいいな」「おもしろいな」と思ったとき、その「なんか」の正体が図解に落とし込むことで見えてくるかもしれない。

 

 

最後に

生活するなかで、何気なく利用しているサービス。
無意識につかっているけど、このフレームに落とし込んでみると、いろいろな発見や気づきがありそう。

 

そして、図解をつくるということはそのビジネスを調べないといけないんですが、図解は複雑だと思っていたことがシンプルに見えるので、ビジネスが苦手だなあ..なんて思っていた人も面白くなるかもしれない。

 

ビジネスは僕たちの暮らしや生活を豊かにするもの。
いろんな角度からビジネスを見られると面白いなあ。

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。

 

 

ビジョンを考え抜く力が求められている。

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

いま必要とされている美意識ってなんだろう。
 「美」という字からは、デザインやアート、芸術性というキーワードが連想される。

感性が大切だとか、あまり芸術にふれずに育ってしまった自分にはふわっとした言葉のように感じる。でも考えるうちに、そこまで急いで明確に言語化しなくても、それで焦らなくても良いように感じた。

 

まずは「なんか良いなあ」とか「なんか気持ち悪いなあ」といった感覚も大事にしていきたい。自分のその感覚を敏感に認識できることのほうが大切な気がしている。

 

 

さて、前回に続き、美意識世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)』の気になった箇所のまとめをしたい。
今回は、日本企業における「美意識」を時間軸でながめてみる。

 

 

ビジョンがいらなかった時代

さて、時代を戦後まで戻してみる。あたりは一面が焼け野原。 住む場所も明日の暮らしさえ見えない状態。日本人は土地開発に励む。そして、1日でも早くアメリカに追いつくように経済発展をめざしてがむしゃらに働いた。その結果、世界第2位まで上りつめたわけだが、当時を想像してみると、豊かな暮らしがどうとか、QOLをどう上げようかなんて考えていただろうか。

 

むしろ、アメリカに追いつけ、追いこせで経済を大きくすることだけを考えていたはずである。
そして、目標である経済大国にはなれたものの、バブルがはじけた1990年代に幸福度はそれほど伸びることはなく、次なる目標を見失ったのが日本なのかもしれない。

 

本書でも面白い指摘がある。
ビジョンを「これから向かう場所=where」を視覚的にありありとイメージできるものだとするならば、かつてはそれがアメリカだった。
当時は、自分たちの仕事の意義や何のためにやっているのかなんて考える時間があれば、すこしでも手を動かして目の前の仕事こなし、売り上げをあげるのが正だった。

 

 

しかし、日本もトップランナーとなったいま、私たちもビジョンが必要な時代である。
「世界をどうしたいのか」「日本をどんな国にしたいのか」ミッションやパッションを言葉にできる人材。

 

そして、ビジョンは共感されるものでなくてはならない。

 

最後に

来週、弊スペース(mass×mass)で「relay yokohama vol.01」というイベントが開催されます。

このイベントはこの問いを軸に進められていくようです。

「次の世代にあなたは何を残したいですか?」


ビジョン「これから向かう場所=where」を考えるときに、参考になりそうな問いかけだなあと感じつつ、今日はおしまいにしようかと思います。

 

 

 

ありがとうございました!

ほりごめのTwitterはこちら。