「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」の時代。

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

先週金曜日はmass×massで毎月ひらいているトークイベント「mass×mass Cafe」で、『ビジネスモデル症候群』を出版された和波俊久さんと、通信教育事業を手がけているtanQ株式会社のモリソンこと、森本佑紀さんにお越しいただきました。

 

今回のテーマは「起業のライフデザイン」。
まずは、それぞれの活動についてご紹介いただいたあと、クロストーク形式でこれからの起業のあり方について深掘っていきました。

 

 

 

会社が用意してくれた人生を歩めば幸せになれたかもしれない時代。

これまでライフプランを考えるとき、「仕事→自分」というベクトルの向きだった。それは終身雇用、年功序列でその会社に在籍していれば、定年(もしくは定年後)までの人生が安心して描けていた。

 

しかし、これからは、そのベクトルが逆向きになる時代。
つまり、「自分→仕事」になっている。

 

会社が幸せな人生を用意してくれているなんてことを考える人はほとんどいない。
自分が考える幸せな状態に仕事を当てはめるようになる。

そういう意味では、イベントでも話していた「働きたくない」という動機で起業した人のストーリーが面白かった。

つまり、「成功」と「幸福」を分離して考えている。

 

ぼくが4年前に出会った映像作家さんは都内から長野へ引っ越して古民家で暮らしている。

彼は、今年1年間でいくら稼ぎたいかというのを決めている。お仕事の相談がきたときは、工数やその案件にかかる時間を逆算して金額を提示している。

そして趣味の登山をするために時間を確保している。

 

 

「会社を大きくすることはいいことか?」

お金があることにこしたことはないかもしれないが、お金がたくさんある状態が幸福だという人は少ないかもしれない。(お金を稼ぐ代償もあるだろう。)

 

イベントで心に刺さったのは、「会社を大きくすることがほんとに自分の幸福につながるか」という視点。

 

先の長野の映像作家さんも、自分が自分らしく幸せで暮らすにはいくらあれば充分というのを年初めにきめて仕事を選んでいる。

 

やみくもにお金を稼ぐために働くのではく、まさに「自分の幸せの状態」に「仕事」を当てはめている。選ぶ基準は、時間であり、金額であり、内容や一緒に関わる人たち。もしくは仕事から得られる自己実現の満足感かもしれない。

 

 

これからは自分の幸福な状態に仕事を当てはめる時代なのかもしれない。
そういう意味で、「会社を大きくすることがほんとにいいことなのか」という視点は重要だ。

 

 

最後に

数年前にいわれていた「ワークライフバランス」から、いまは「ワークアズライフ」の流れが加速している。

 

このワークは単なる労働ではなく、自分を幸せにするための手段である。
つまり、お金を稼ぐための手段であり、仕事を通して承認欲求や自己実現するための手段だ。

 

 

わかるわかる、と頷きながら、どんな状態の自分が幸福なのかを理解しておくことも大事だなと感じた。

 

 

 

ありがとうございました!

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