誰のためでもない、自分のためにつくる楽しさ。

こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。

 

今週末、撮影で朝9時から16時までカメラをまわしましたあと、事務所に戻りでビールを飲みながら観た映画『はじまりのうた(原題:BEGIN AGAIN)』が最高でした。

音楽に関しては乏しい感性しかない僕ですが、クリエーションするって楽しいことだと感じられらました。なんだか創作意欲が湧いてくるんですよね。

 

やらないといけないことがあるのに、めんどくさがってなかなかエンジンが入らないときに観ると良さそう。

あらすじは省いて、印象に残ったシーンを選びました。

 

 

誰のためでもない、自分のためだけにつくる。

「共感」 や「シェア」の重要性が高くなっているなかで、ほんとうにそれでいいのかと戸惑うことも。クリエーションは、作り手の想いや楽しみなどが土台にあってのことじゃないかと。

誰にも伝わらなくても、自分たちが大事にしたい作品、自分たちよがりな作品が世の中に増えるのもいいなあ、と思ったり。(そして、一個人や特定の誰かに向けて作ったものの方が共感されやすかったりもする。)

 

「ヒットさせたくないの?」
「なぜ?」
「君が作った曲だ。売れたらスゴイ!」
「曲の良さが失われたら意味ないわ。この曲は繊細なの」
「でもライブではこれで盛り上がってるよ」
「他人がどう思おうと、これは私たちのための曲」
「音楽は人と分かち合うものだろ?」
「この曲は違うの」

 

だから元々恋人同士だった、このKeira KnightleyとAdam Levineのやりとりがとても印象的。多くの人に共感されるもの、心動かすものを作りながら、一方で自分たちだけのものをつくるのっていいな、と。

 

音楽をかけながら歩く街中で

この映画でも特に人気のあるシーンは、Keira KnightleyとMark Ruffaloがお互いに身の上を話したあと二つに分かれるイヤホンをさしながらニューヨークの街を歩くシーンだと思う。

そこで、Mark Ruffaloがいつもと変わらない夜の街の風景を眺めながらいったセリフ。

 

「音楽の魔法。 平凡な風景が意味のあるものに変わる。 陳腐でつまらない景色が、美しく光り輝く真珠になる。 音楽で。」

( That’s what I love about music.
One of the most banal scenes is suddenly invested with so much meaning!
All these banalities – They’re suddenly turned into these… these beautiful, effervescent pearls. From Music. )

 

この感覚はわかりみがすごかった。
ぼくも音楽がすごい詳しいわけでも、たくさん聴いているわけでもないけれど耳に入ってくる音で自分の感情や気分て変わるなあと感じる。こんな素敵な表現はできないけれど。(素敵な表現すぎたので、原文も載せてみました。)



最後に

クリエーションってすごく楽しいいことで、もっと自由だというのを感じられる映画だったなあと。
スタジオではなく、路地裏、公園、地下鉄、、屋上、湖....いろんな場所でレコーディングをする。そして、最後はそれを1ドルでネットに出してしまう。

 

作りたいものを作り、インターネットを通じて多くの人に届ける。
すごく自由な発想で、ものづくりをワクワクさせるストーリーでした。

自分に自信がもてなかったKeira KnightleyがMark Ruffaloに才能を認められることで、楽しそうに歌っている姿もすてきだった。

 

そして、二股のイヤホンジャックで同じ音楽を聴きながら夜の街中を散歩するデートに憧れたひとは僕だけではないはず。

 

 

ありがとうございました!

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