やりたいことを自分のことばで伝えられるようになる
こんにちは、ほりごめ(@hiroyuki_ho)です。
ぼくが勤めているマスマスでは「ソーシャルビジネス・スタートアップ講座」の受講生のエントリーがはじまりました。この講座は今年で第9期生になり、卒業生は200名を超えます。
そんなエントリー受付の只中ですが、社内SNSグループで堀潤さんのソーシャルビジネス関連の記事がシェアされました。
課題とニーズの幅が広いからこそ、テクノロジーをつかってサポートの参加障壁を下げて、多様な関わり方ができるようになるといいですよね。
— ほりごめ ひろゆき (@hiroyuki_ho) 2018年5月14日
ぼくはそもそもソーシャルビジネスとはなにか、というところからアプローチをしていきたい。知るところから理解してもらうところ。https://t.co/0HIjaTsfC0
せっかくなので、読んでぼくなりに感じたことをここに書いておこうと思います。
課題を真ん中において議論する
この記事にもありますが、社会課題といっても「貧困・教育・環境・介護・子育て・紛争など」さまざまあります。そして、さまざまな要因が絡み合って起きているのがそれらの課題だったりもします。
だからこそ、さまざまな方面からのアプローチをするという意味でもいくつかの機関がこれまでのビジネスの垣根を超えて協力し、解決に取り組むといのはすごく良い動きだなあと感じます。
例えるなら、自分たちが〇〇をしたい!と言い合うのではなく、テーブルの真ん中に解決したい課題を置き、さまざまなステークホルダーがそれを囲み、自分たちにできることで解決に取り組む構図をつくること。
行政としてできること、企業やNPOとして取り組めること、学生として取り組めること。それぞれの強みを活かして、解決に取り組む。そうやって議論する場はこれからますます増えてくると思います。
「ソーシャルビジネス」という言葉を分解してみる
ソーシャルビジネスは市場規模もそれに取り組む人たちも増えてきたからこそ、ますます実態が掴みづらい状況になってきているなあとも感じています。
社会課題をビジネスの手法をつかって解決することを目指す。
そうはいっても社会課題という大きすぎる名詞。その言葉の守備範囲はだいぶ曖昧です。さらにはこの世の中で存在できている企業というのは、大きさは問わず、なにかしらの課題(もう少し身近な言葉で言えば困りごと)を解決しているはずです。
それらは「ソーシャルビジネス」には入らないのか、という疑問もきっとでてくるでしょう。
だからこそ、「ソーシャルビジネス」という一言で終わらせるのではなく、自分たちがやっていることはなにか、なにを実現したいのかを別の言葉で言い換えることに価値が生まれてくると思います。(大きい名詞は汎用性が高く、便利なのでついつい使いたくなりますが、言いたいことはだいぶボヤけてしまいます。)
このあたりは、自分も意識しながら場づくりをしていきたいと思います。
最後に
「なにをやりたいですか?」という問いに対して、「解決策をいう」(たとえば、webメディアの運営)と答えるとします。
そういう人は、メディアで収益をあげる一点に突き進むことになります。
そうではなく、解決したい課題の説明をするひとというのは、最終的な目的が課題解決になっているので、業績ではなく、課題の掘り下げをするようになる。つまり、様々な状況でも柔軟に対応できるし、成功するまで続けられる起業家になれる。
昨年の講義のなかで、こんな話があったのをいま思い出しました。
そんな話もこの講座では聞くことができます。(ちょっと宣伝に。)
ゲストに台東区でSOOO dramatic & rebootというコミュニティスペース&シェアアトリエを運営しているまちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆきさんをお迎えします。
場づくりや遊休不動産活用、まちづくり、クリエイターとの協業についてもお話伺いますので、ご興味ある方お気軽に遊びに来てください!
ありがとうございました!